2022年 05月 31日
京都へ |
母と京都に行きました。目的は、古い和食器(伊万里焼き)を探しに行く事。最近は、週末にお料理をすることが楽しみのひとつになっています。盛り付ける食器によってお料理は映えるし、何より私自身が幸せな気分になれるからです。テーブルにランチョンマットを敷いて、気分で食器を選んで並べてみる。そうやって最初にテーブルコーディネートをしてから食事を作っています。 まず最初に訪れたのは、長楽館さん。明治42年に煙草王・村井吉兵衛によって建てられ、京の迎賓館として、日本の名立たる偉人、各国の皇族・大使などがお迎えされた場所です。母の日のお祝いにご馳走したくて予約しておきました。中に入ると、なんともノスタルジックで優美・・・夢のような空間でした。なんとレストランのBGMは、ピアノの生演奏。お料理は、味はもちろんのこと、温度や焼き方、盛り付けまで細かく計算されていて、とても感動しました。 冷たいスープの下には、氷水の入ったグラスの器が置かれていて、その中にお花と葉っぱを浮かばせてありました。細かなところまで美しさを追求されていて、私もこのアイディアをお料理とお菓子作りに取り入れてみます。不思議なもので、シェフ(フレンチに拘らずどんなお店でも)が最後にご挨拶やお見送りをしてくれるお店は、必ずと言っていいほど美味しいです。お客様への感謝の気持ちが伝わってくるし、とても印象に残ります。私自身もお客様や生徒様に対して、感謝の気持ちを大切にお菓子を作り続けていきたいです。スタッフの方々の感じも良く、気持ちの良い時間を過ごすことができました。そのあとは、南禅寺へ。新緑の青々とした風景が美しかった。水路閣は、閑寂で落ち着いた趣に、流れる水の音が涼しげでとても清らかな気持ちになりました。天授庵の庭園は、どの角度から見ても美しく、ぼーっと静かに景色を楽しんでいる方々が沢山いらっしゃいました。 そして1日目の最後は、清水寺へ。せっかくなので、隣にある縁結びの神社にも行きました。修学旅行の学生達が、恋みくじを引いてとても楽しそうでした。 清水寺を後に下に降りていくと・・・舞妓さんがいる!と直ぐに写真を撮ったけれど、こちらは舞妓さん風〜の方々でした(笑)でも、とても素敵でした。他にも浴衣を着た若い子達もたくさんいて、20代の時に亡き祖母に買ってもらったアジサイの綺麗な浴衣を思い出しました。久しぶりに着てみようかな♪ 2日目は、いよいよ古い和食器を探しに。ホテルから東寺の骨董市まで歩いて向かいました。早朝から沢山の人たちで賑わっていて、関西弁が響き渡って楽しい雰囲気!方言が違うと違う国に来たような気分になります。一軒だけ特に品揃えが良いお店があって、そちらでお皿をいくつか購入出来ました。 そのあとは、嵐山へ。小腹が空いたので、母とコロッケを食べながら散策しました。前から行きたかった竹林の小径は、優しい初夏の風が気持ちよくてとっても素敵な所でした!名所の渡月橋からは、川下りをしている人達が見えて、スリル好きな私は次回は絶対に体験してみたい! 2日目の終盤は、祇園へ。静かで情緒ある素敵なところでした。川のお水は透き通っていて、緑が美しかった~。骨董屋さんがたくさん集まっている界隈があり、2か所で素敵な器に出会うことができました。 三髭堂さんでは、鶴のモチーフが描かれた蓋付き茶碗とお皿をお揃いで購入しました。デザインに一目惚れでした。
古美術やかたさんでは、赤の蓋付き茶碗を購入しました。お迎えした食器は今後インスタグラムのお料理投稿で登場すると思います。 鴨川の川沿いを歩きながら夕飯に向かいます。
イタリア料理のfudoさんへ。人気店で予約していてよかったです。17時半に入店したのに、既に満席で賑わっていました。どれも非常に美味しかったです。カウンター席だったので、目の前で調理を見る事ができてラッキー♬ブッラータと苺の前菜は、私も真似できそうなので、自宅でオレンジやメロン、桃など旬のフルーツで挑戦してみます。桜エビと山椒のパスタは、桜エビをカリカリに揚げているのでとっても美味しかった~プロのパスタの作り方を見て、とても勉強になりました。 そして、最終日は平等院鳳凰堂へ行きました。最寄り駅から現地までタクシーを利用しました。ドライバーのおじちゃんがとても明るくて楽しい方で、お陰でタクシーの中でも楽しい時間を過ごすことが出来ました。平等院鳳凰堂は、堂々として迫力があり、美しかったです。 今回の旅では、アイスクリーム好きの母に2回お付き合いしました。私は寒がりなのでひとりでブルブル震えて、最後は母のストールを奪いました(笑)彼女は年360日くらいアイスクリームを食べますので、日頃から体が鍛えられているようです。全然寒くな〜いとのこと。最初は抹茶パフェを、次に苺パフェとケーキを頂きました。 今回の旅では、京都の良さを沢山感じることができました。市内は、古き良き日本建築の外観が大切に守られていて、雰囲気が統一されていました。高層ビルやマンションは殆どなく、緑が沢山あり、長閑で優雅な雰囲気でした。美しいものを沢山見て、感じて、楽しい旅でした。旅行は、私にとって感性が刺激され、インスピレーションが湧いてくる大切なひとときです。また頑張って働いて、どこか旅行に行きたいです♫
長々とお読み頂きありがとうございました。 少しでも皆様の京都旅行の参考になれば嬉しいです。
古美術やかたさんでは、赤の蓋付き茶碗を購入しました。お迎えした食器は今後インスタグラムのお料理投稿で登場すると思います。
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by Le-Chat-Rose
| 2022-05-31 07:20
| 旅の思い出